こんにちは、こじももです。
来たる2024年6月30日に、映画館を貸し切って念願の『フライガール』上映会を開催します!
今回は、一足お先に見てきた映画『フライガール』の感想と、上映会をやりたいなと思った想いについて少し書いてみたいと想います。
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変わってるよね、と言われて。
『フライガール』のテーマは
「みんな違って、みんないい…?」。
なんか良さそうじゃんね。
「みんな、誰とも違う個性持ってるよね」的な。
でも、この個性の振れ幅って、結構あるじゃないですか。
相手と自分が決定的に違う価値観で動いてて なんかもう意味不明な行動してたら、 多分最初に感じる感情って、正直に言えば不安とか不快とか、そういうのだと思うんですよ。
私は、小学校〜中学校の頃 「変わってるね」と言われてきた方で、最初は「楽しいね」くらいの好意的な意味で言われてて嫌じゃなかったんですけど
だんだん仲良くない人からも言われるようになってくると、どうも「意味わかんない」の代わりに「変わってる」って 言われてるような気がして嫌だったんですよね。
「ホント変わってるよね〜(会話終了)」みたいな。
あの時、あそこにあったのは、承認や寛容ではなくて、「私とあなたは違うから話すことはない」という拒絶に近いものだったなぁと、思います。
違うから、なんなの?
映画『フライガール』は 「みんな違ってみんないい」に代表されるような…
大きなテーマで言えば「多様性」「ダイバーシティ」についてすごく揺さぶってくる映画だなぁと思います。
主人公・瑠衣も 不意に投げかけられた
「日本人と違うの?」という言葉をずっと心に引っ掛けたまま、大学生になった女の子です。
どこか遠くを見ている瑠衣と、うだつの上がらないライター・浩司が出かける
揚げ物スタンプラリー。
どこを切り取っても日常的な風景なのに
時折、耳に障るセリフがある、目を離せないシーンがある。
私が強烈に覚えているのは、居酒屋で隣のテーブルの大学生たちが喋ってるとこです。なんてことない話をしてるはずなのに、すっごい耳に入ってくるんですよ。そんで多分、瑠衣にもそう聞こえてるんでしょうね。
あともう1つは、瑠衣が浩司に水をぶっかけるシーン。瑠衣は、道中ほぼほぼ無表情なんですけどここだけめちゃくちゃ怒ってるんです。
人のために怒ってるのか、あるいは
過去の自分と重ねて怒っているのか。
「分かってない」ひいては「分かってもらえない」そういう経験があったからこんなに怒ってるのかもと、今でもスローモーションみたいに思い出せるシーンです。
こどもだった頃の私へ
「みんな違ってみんないい」って、いうけど、それは必ずしも快いものではないことを、大人になった私たちはもう知ってますよね。
それを避けようとしたり、受け止めようとしたり 「どうにかしなきゃ」ってなりがちじゃないですか。
そうじゃなくて、 無理に分かろうとしなくてもいいし、何か結論をだそうとしなくたっていいし、とはいえ人と触れ合うことを避けなくても全然いいんだな。
すれ違ったり、わからないことだって「わからなくて申し訳ない」とか思わなくていいし無くそうとしなくていいんだぞー、と。
人間関係がしんどくていっぱいいっぱいになってた子ども時代の私に見せてあげたいなと思いました。
そして、同じように落ち込んでいたかつて子どもだった大人にも、ぜひ、見て欲しいと思います。
それでは6月30日、ユナイテッド・シネマ豊洲でお会いしましょう!
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映画『フライガール』公式サイトはこちら
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